メルマガを構成する5つの要素
メルマガは基本的に次の5つの要素から成り立っています。
- 件名・タイトル
- ヘッダー
- 挨拶文とリード文
- 本文
- フッター
メルマガを作る際にはそれぞれの要素で注意するポイントがあります。より効果的なメルマガの作り方を5つの要素の観点からお伝えしていきます。
件名・タイトル
件名・タイトルはメルマガを作るうえで最も重要な要素です。メルマガは開封して読んでもらわなければ送る意味がありません。件名・タイトルは開封率に最も影響を及ぼし、50.8%の方が件名・タイトルでメールを開くかどうか判断をしているようです。
参照:日本のメールマガジン購読状況調査 2022年度版|Benchmark Japan https://www.benchmarkemail.com/jp/blog/newslettersurvey2022/
メルマガの件名・タイトルは30字前後で構成されることが多いですが、メール受信欄を開いたときにどんな内容のメルマガなのかが把握できる「15文字程度」のものが最適です。情報を詰め込みすぎて文字数が多いと後半部分は隠れてしまいます。最もアピールしたい重要な文言は前半部分に持ってくるようにしましょう。
また、「読みたい!」と思ってもらうために「有益性」「緊急性」「具体性」「独自性」の4Uを意識することが重要です。これらを意識するだけでインパクトのある件名・タイトルになるはずです。
さらに、ユーザーの心をつかみやすくするためにも、一番伝えたい内容を「無料」「お試しキャンペーン」「〇〇%OFF」など、具体的な数字や特別感で演出してみましょう。
ヘッダー
ヘッダーとは、メルマガを開封した際に一番上に表示される部分のことです。
HTML形式のメルマガであれば、企業名やショップロゴの画像を入れているケースが多いです。しかし、必ず画像を入れなくてはいけないルールがあるわけではありません。ヘッダーは、メルマガの配信元を読者に伝える役割が果たせれば十分です。配信元を印象付けるよう、画像やキャッチコピーなどの文言を入れて、ユーザーの視線に留まるようなものを載せられるようにしましょう。
挨拶文とリード文
メルマガはまず、挨拶文やリード文から始まります。挨拶文やリード文には、季節の話や時事ネタを取り入れた話など、配信している中の人の人柄が見えるようなものを盛り込んでみましょう。いきなり本文にいくのではなく、ここで人柄の良さを受け取ってもらえれば、親近感が沸いてメルマガを好意的に読み進めてもらえる確率が高まります。
また、お客様の名前を盛り込んだ挨拶文にする場合、配信先の相手の名前にミスがないよう細心の注意を払いましょう。名前の含まれるメールは「自分宛」という認識が高まり、より自分事化しながらメルマガを受け取ってもらえるので効果的です。
本文
本文には次のような要素を含めるのがおすすめです。
目次
せっかくメルマガを開封してもらえても、「読みたい情報が見つけにくそう」「長文の中から必要な情報だけピックアップするのが面倒」と感じられてしまうと、離脱の確率が高まってしまいます。
そこで、読みたい内容を見つけやすくするための目次を用意しておくことで、読者自身に読む箇所を判断してもらいやすくなります。
特集記事
メルマガを作る中で、最も読んでもらいたいのは特集記事です。最後まで読んでもらうためのコツは、伝えたいことばかりを一方的に盛り込みすぎないことです。ターゲットに合わせたコンセプトをもとに、読者のためになる情報をメインに伝えるようにしましょう。
テーマは1つのメルマガにつき1つが望ましいです。
あとがき
あとがきは挨拶文やリード文のように、配信している中の人の人柄が見えるような内容を盛り込みましょう。中の人感のある部分はファン化につながる可能性が比較的高いです。メルマガ作成時の裏エピソード、メルマガの見どころ、中の人の身の回りのできごとなど、親近感を沸かせるような内容になるよう心掛けてみてください。
フッター
フッターとは、メルマガの1番最後に記載する内容です。フッターには「特定電子メール法」で設置が義務付けられている以下の項目を、必ず記載してください。
- 社名もしくは発行部署名などの送信者に関する情報
- 問い合わせができる連絡先(メールアドレス・電話番号・住所など)
- メルマガ配信を解除する方法
メール配信サービスを利用してメルマガを定期配信している場合、配信予約リストから配信解除のタイミングによっては解除できない可能性があります。そのため、データ反映までにどれほどかかるか、配信解除後何通メルマガが配信される可能性があるかなどを記載しておくと親切です。
読まれるメルマガを作るコツ3選
メルマガの作る際には次の3つの点に注意して作成してみましょう。
1. 自社らしさを取り入れる
まずは自社らしさを取り入れることが読んでもらえるメルマガを作る1つ目のコツです。
「自社らしさ」や「書き手らしさ」をメルマガで表現できれば、他社のメルマガとの差別化を図れます。
具体的には、リード文の内容にこだわりを持ってみるのがおすすめです。工夫次第では関係性が築けるため、「◯◯さんからのメールが届いた!」と自分事として捉えてもらえるようになるでしょう。いかに「自社らしさ」や「書き手らしさ」を出した文章を書けるかが、関係性を構築するための鍵となるでしょう。
2. コミュニケーションを意識する
メルマガは最新情報やお知らせを発信するための手段です。しかし、ただ情報を届けるためだけのツールになってしまっては冷たい印象を受けてしまいます。メルマガを届ける相手がいる以上、読者とのコミュニケーションを意識することも大切です。
メルマガを作る際には、読者にメリットのある内容にするのはもちろんのこと、読者と会話をしているような気持ちで書いてみてください。
3. 継続する中でアップデートをする
メルマガは定期的に配信して効果を発揮するものです。1通送ったからと言ってすぐに効果が見込めるものではありません。
メール配信ツールを使っているのであれば効果測定ができるため、読者の反応を評価しながらPDCAを回して読まれるメルマガ作りをしていけるようにしましょう。
そして、PDCAをもとに、常にメルマガの内容をアップデートすることが重要です。テンプレートを決めていたとしても、変化させていけないわけではありません。また、内容以外にも、配信日時や配信対象者もメルマガを開いてくれるかを左右するものなので、アップデートしてみてください。
効果的な作り方で読まれるメルマガを作ろう
メルマガはただメールを送れば良いだけでなく、読者に開封して読んでもらわなくては意味がありません。読まれるメルマガを配信するためには、効果的な作り方をして読者に寄り添った内容にすることが重要です。日々読者の反応を観察してアップデートできるようPDCAを回して読まれるメルマガを作っていきましょう。
そのためにも「どのようなメルマガなら読んでもらえるのか」、読者の視点に立ってメルマガを作っていく必要があります。今回紹介した3つの要素をしっかりと押さえつつ、自社らしさのあるメルマガを作ってみてください。
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