Webマーケティングとは
Webマーケティングとは、Webサイトやインターネット広告、SNSなどの「Webを使ったマーケティング全般」のことです。その範囲はあまりにも広く、ひと言で定義するのは難しいですが、現代のビジネスにおいて欠かせないものであることだけは確かです。
Webマーケティングが重要な理由
インターネットが普及し、誰もがスマートフォンを持つようになると、マーケティングの主戦場はリアルからWebへと移りました。今ではリアルよりもWebでのマーケティングに力を入れている企業は多いですし、リアルとWebを連動させた施策を行う企業も増えてきました。
Webマーケティングが重要な理由はさまざまですが、やはり、「スマートフォンとインターネットが生活に浸透したこと」が大きいでしょう。
インターネットの登場以前、人々は広告や営業担当者からしか、商品のことを知れませんでした。しかし今では、自分のより気に入る商品を、より安く買える場所を、誰もがスマートフォンで探しています。
政府による「DX推進」、SNSやYouTubeによる「インフルエンサーの台頭」も、Webマーケティングの重要性を高め、その戦略をより多様なものにしました。
まずは簡単に理解しよう!Webマーケティングを2種類に大別
Webマーケティングは大きく2種類に分けられます。「コンテンツマーケティング」と「広告を使ったマーケティング」です。Webマーケティングの細かな施策をチェックする前に、まずはこの2つの違いを確認しておきましょう。
コンテンツマーケティング
コンテンツマーケティングとは、広告を運用するのではなく、コンテンツ(情報の中身)で勝負するマーケティングのことです。ユーザーを検索エンジンやSNSからWebサイトへ流入させ、そこで質の高い情報を提供することで、Webサイト(≒運営者)のファンをつくります。
ファンになった人は、定期的にサイトを訪れてくれるでしょう。リンクを辿って、サイト内のたくさんの記事を読んでくれるかもしれません。
この「サイトを回る過程」で、ファンの「この商品やサービスは、こういう理由で必要なんだな」という気持ちを育て、商品やサービスの購入や問い合わせへと誘導します。
広告を使ったWebマーケティング
コンテンツマーケティングで成果を出すには、それなりの時間と労力がかかります。コンテンツ、つまり記事や動画を作り、それをWebサイトに蓄積しなければならないからです。
一方「広告を使ったWebマーケティング」は、短期的に成果を出したいとき、ポイントで実施してサイトのファンを増やしたいときなどに使われます。例えばSNS広告を使って認知拡大を狙ったり、リスティング広告(検索エンジンに表示される広告)で確度の高いユーザーを誘導したりが、主な目的です。
基本的には広告を使ったWebマーケティングには費用がかかり、コンテンツマーケティングには時間がかかります。広告で認知や売上を拡大しながら、少しずつWebサイトを育て、コンテンツマーケティングだけでも回る仕組みをつくる。これがWebマーケティングの基本と思っておくといいでしょう。
Webマーケティングの施策例
Webマーケティングはコンテンツマーケティングと広告の2種類に大別できますが、これらはさらに細分化できます。Webマーケティングの中でも基本というべき施策や、トレンドの施策を紹介します。
【Webマーケティングの施策例】
・SEO
・各種広告
・SNSマーケティング
・インフルエンサーマーケティング
・メールマーケティング
SEO
Webマーケティングの中で最も有名な施策といえば、「SEO」ではないでしょうか。SEOは日本語で「検索エンジン最適化」で、あるキーワードで検索したときに、自分のWebサイトが検索結果の上の方に出るようにする施策です。
検索結果の上に表示されるページほどクリック率が高く、検索2ページ目以降はほとんどクリックされません。そのため、まずは1ページ目に表示されるページを増やすことに集中しましょう。
各種広告
SEOはWebページ(コンテンツ)の質により、検索エンジンでの上位表示を目指す施策です。しかし、マーケティング目的のほとんどのサイトはSEOに取り組んでいます。ライバルが多く、狙ったキーワードで上位表示をさせるのは大変で、施策の効果が表れるのにも時間がかかるでしょう。
しかし広告を使えば、短期間で効果が表れることも多いです。広告には次のような種類があるので、目的に合ったものを選び、運用しましょう。
【広告の種類の一例】
リスティング広告:検索結果の上部に表示される広告で、SEOと違ってすぐに上位表示を狙える
ディスプレイ広告:Webサイトやアプリなどの画面(広告枠)に広告を表示させる
SNS広告:ターゲットの属性やキーワードを指定し、自社と相性のいいユーザーに広告を表示する など
SNSマーケティング
スマートフォンの普及に伴い、SNSを使う人は増えました。SNS広告を運用するのも大切ですが、公式アカウントを作り、費用をかけずにマーケティングをする企業も増えています。
気軽に使えるうえ、コミュニケーションの取りやすいSNSは、自社のファンを増やすのに最適でしょう。何気ない発信が「バズる」こともあり、認知を一気に拡大することもできます。
インフルエンサーマーケティング
YouTuberの台頭により重要になったのが、インフルエンサーマーケティングです。インフルエンサーとは、大きな影響力を持つ人のことです。一昔前はタレントやスポーツ選手などがインフルエンサーでしたが、今ではYouTuberやInstagramerなど、一般人のインフルエンサーも増えました。
例えば料理系YouTuberにミールキット(食材とレシピを配達し、手軽に自炊ができるようにするサービス)を紹介してもらえれば、そのYouTuberのファンが、自社のユーザーになってくれるかもしれません。
メールマーケティング
昔からあり、今でも根強く使われている施策が、メールマーケティングです。自社の顧客にお知らせメールを一斉送信したり、メルマガを使って見込み客を育てたりと、さまざまな使い方ができます。
Webマーケティングの仕事内容
施策をただ実行するだけでは、Webマーケティングは成功しないでしょう。どんな目的のためにどの施策を取るのか、根拠をもって立案し、実行しながら分析と改善を繰り返すことで、少しずつ成果は高くなっていくはずです。
Webマーケティングは、次の4つのステップで進みます。
【Webマーケティングの仕事内容】
施策の立案・提案
施策の実施
効果の分析・検証
施策の改善
要はPDCAサイクルを回すことが大切であり、すぐには成果が出なくとも、原因を追究し少しずつブラッシュアップしていけばいいのです。
新しいWebマーケティングのカタチ、クラウドファンディングとは?
最近注目され始めた、新しいWebマーケティングのカタチともいうべきなのが「クラウドファンディング」です。クラウドファンディングとは、商品やサービスをつくりたい「起案者」と、それを応援したい「支援者」をつなぐマッチングサービスのようなものです。
例えば「テクノロジーを活かした面白い商品を作りたいけど、そのための資金がない」「作ったとして、売れるかどうかわからない」というときに、クラウドファンディングは活用されます。
その商品をまずは少ない数で作り、クラウドファンディングサイトで紹介することで、「お金を出してくれる支援者」を募ります。支援者には、その支援金の額に応じた見返りを提供するのが一般的で、たいていの場合はつくりたい商品やサービスそのものが見返りとなります。
支援金は開発やマーケティングのための資金になりますし、支援者集めの活動は、プロモーションやテストマーケティングとしても有効です。
通販ではなく、あくまでも「支援」という名目でテストマーケティングをできるのもポイントです。ここで支援してくれた人は、そのまま自社やブランドのファンにもなり得ます。
クラウドファンディングは資金調達の一種としても人気の方法ですが、ほかの方法に比べるとやや難易度が高く、なかなか手を出せないという方も多いでしょう。
「OHACO」ではプロモーションのサポートやアドバイスだけでなく、商品やサービスの紹介ページの作成も行っています。プロジェクトの起案者の想いが伝わる文章と、商品の魅力が際立つ写真で、あなたのアイデア実現を応援します。
コメント