集客できるホームページの特徴
ホームページ集客の成功に欠かせないのは、正しい戦略と分析です。ホームページ作成には、手間もコストもかかります。成果の出る方法で進めないと、多くの時間が無駄になるかもしれません。
ホームページづくりで失敗しないためにも、まずは集客できるホームページの特徴を押さえておきましょう。
【集客できるホームページの特徴】
・目的やターゲットがハッキリしている
・ユーザーの利益を最優先にしている
・SEOがしっかりしている
目的やターゲットがハッキリしている
1つ目の特徴は、「目的やターゲットがハッキリしている」ことです。
ホームページをつくる目的として考えられるのは、大きく分けて2つです。
認知の拡大:自社の商品やサービスを知ってもらいたい
コンバージョンの獲得:申し込みや購入などの成果を得たい
ホームページに訪れた人にどんな行動を起こしてほしいか、ゴールを明確にしましょう。ゴールを定めてこそ、どんな記事を作るのかも、記事同士をどうリンクさせるべきかも見えてきます。
そのためには、ターゲット層も考える必要があります。ターゲットについて、次のような項目を設定してみましょう。
【ターゲット設定で考えたい項目】
・年齢
・性別
・職業
・趣味
・家族構成
・悩み
・欲求
・ライフスタイル
ターゲット設定をすることで、どんなコンテンツを作るべきか、内容が絞り込まれます。誰にどんな情報を届けるのかをハッキリさせることで、訪問者の心に刺さるホームページを作れるでしょう。
ユーザーの利益を最優先にしている
2つ目の特徴は「ユーザーの利益を最優先にしている」ことです。
集客できるホームページは、ユーザー目線でつくられています。具体的には、次のようなイメージです。
【ユーザー目線のホームページの特徴】
・わかりやすく読みやすい文章や、画像を使うなどの工夫がある
・ユーザーが操作しやすく設計されている
・情報が網羅されていて、かつ見やすく整理されている
・リンクがわかりやすく配置されている
・悩みの解決法が提示されている
ユーザーが求めている情報に最短で辿り着けて、悩みの解決法まで提案できているのがベストです。そうなれば、ユーザーからの評価も高くなり、アクセス数や成果も増えていきます。
SEOがしっかりしている
3つ目の特徴は「SEOがしっかりしている」ことです。
SEOとは、Google ChromeやYahoo! JAPANなどの検索エンジンに、Webサイトを上位表示させる施策です。検索経由でユーザーを集めることは、ホームページ集客の基本といえます。
SEOにはさまざまな知識が必要で、すべきことも多いです。ただ、ユーザーの役に立つコンテンツを増やすことは、SEOにとってかなり重要といわれています。
ただ、本来の目的から逸れたコンテンツを増やしてしまうと、検索順位が上がらない可能性もあります。コンテンツを増やすことはSEOに有効ですが、ユーザーに役立つコンテンツでなければ上位表示は期待できません。
ターゲットとなるユーザーのことをよく考え、彼らの役に立つコンテンツを増やしましょう。
集客できても、成果につながらないホームページ
ホームページへの集客はできても、問い合わせや資料請求などの成果にはつながらないケースもあります。考えられる原因は次のようなものです。
【集客できても、成果にまでつながらない原因】
・CTAが弱い
・ユーザーが「次に何をすればいいのか?」がわからない
・内部リンクや見込み客育成を軽視している
CTAが弱い
考えられる1つ目の原因は「CTAが弱い」ことです。
CTAは「Call To Action」の略で、日本語で「行動喚起」となります。資料請求や問い合わせなど、ユーザーに起こしてもらいたい行動を喚起するための誘導を指し、特に「問い合わせや資料請求などのページへのリンクを貼ったボタン」を指すことが多いです。このボタンを、「CTAボタン」と呼びます。
CTAを工夫することで、ホームページへの集客が成果につながりやすくなります。具体的には、次のようなことを試してみましょう。
【CTAの改善方法】
・統一性のあるデザインを意識する
・テキストは簡潔にわかりやすくする
・CTAボタンをクリックするとどうなるか明確にする
ユーザーが「次に何をすればいいのか?」がわからない
2つ目の原因は「ユーザーが次に何をすればいいのかがわからない」場合です。
ユーザーがあるキーワードで検索し、ホームページを閲覧するということは、何かの悩みや欲求があるはずです。このようなニーズにマッチした商品やサービスがあるなら、訴求する工夫をしてみましょう。
そのためには、ユーザーがどんな悩みや欲求を抱えているのか、悩みを解決したり欲求を満たしたりするために何ができるかを考える必要があります。
ユーザーの立場になって、ホームページのどの辺りで、どんな提案をすればいいのかを考えてみましょう。
内部リンクや見込み客育成を軽視している
3つ目の原因は「内部リンクや見込み客育成を軽視している」場合です。
内部リンク(ホームページ内の他ページへのリンク)は、コンテンツ内にたくさん埋め込めばいいというわけではありません。ユーザーが「ここについて詳しく知りたい」と思うであろう箇所に埋め込むことが大切です。乱雑に内部リンクを配置していないかを、確認してみましょう。
ユーザーがどんな悩みや欲求を持って自社のホームページに訪れたのかを知り、彼らの状況に合った情報を提供することも大切です。ユーザーの状況を想像し、「次はどんな情報が必要になるだろう?」と考えることで、どんな内部リンクをどこに設置すればいいかも見えてきます。
内部リンクを貼るときは、「どんな流れで見込み客を育成するか」を考えてみましょう。
ホームページで集客し、利益を上げるコツ
ホームページで集客し、利益を上げるには、次のようなことを試してみましょう。
【ホームページ集客で利益を上げるコツ】
・SNSやメルマガも併用する
・ときには広告も打つ
・記事ごとに目的をハッキリさせる
SNSやメルマガも併用する
1つ目のコツは「SNSやメルマガを併用する」ことです。SNSでホームページの宣伝をしたり、ホームページから自社に興味を盛ってくれたユーザーに、メルマガ登録を促したりしましょう。
SEOがしっかりしていれば、検索エンジン経由でホームページに集客できます。ただ、SNSを併用すればホームページへの訪問者をさらに増やせるかもしれませんし、メルマガはホームページより見込み客育成に向いています。
ときには広告も打つ
2つ目のコツは「広告を打ってみる」ことです。短期で認知拡大や新規顧客の獲得を狙うなら、ホームページよりも広告が適しています。Web広告は低予算ではじめられるものも多く、狙ったユーザー層にアプローチできるため費用対効果も高いです。
中長期の集客にはホームページ、短期集中で成果を狙うなら広告というように、使い分けましょう。
記事ごとに目的をハッキリさせる
3つ目のコツは「記事ごとの目的をハッキリさせる」ことです。ホームページに記事を書くときには、記事ごとに役割を決めましょう。記事の役割は、次の3つに大別できます。
【記事ごとの役割】
・集客:収益記事につなげる役割
・育成:購買顧客の意欲を刺激する役割
・CV:問い合わせや資料請求、購入などの成果を上げる役割
記事ごとに役割をもたせ、ホームページ全体でCV記事に誘導するよう工夫してみましょう。
【5ステップ】ホームページで集客効果を高める方法
ホームページで集客効果を高める方法を、5つの手順に分けて解説します。
【集客効果を高める方法】
STEP1.ホームページの目的を決める
STEP2.コンテンツを充実させる
STEP3.SNSで拡散する
STEP4.ホームページの「先」に誘導する
STEP5.分析と改善を繰り返す
STEP1.ホームページの目的を決める
まずは、ホームページを開設する目的を決めましょう。目的に応じて、取り組み方や全体の設計方法が変わってくるからです。
自社の認知度を上げるためなのか、商品やサービスの購入を促したいのかなど、「目的」を明確にしましょう。
STEP2.コンテンツを充実させる
ホームページの目的が定まったら、コンテンツを充実させていきましょう。具体的には、次のようなことを意識してコンテンツづくりに励みましょう。
【コンテンツづくりで意識すべきポイント】
・新しい情報を充実させる
・読みやすくわかりやすいサイト設計
・自社のホームページにしかない独自性
・ユーザーの悩みを解決したり、欲求を満たしたりできる
ホームページに大事なのは「情報の中身」、つまりコンテンツです。デザインやレイアウトがどれだけ良くても、中身の薄いコンテンツでは成果は期待できません。
STEP3.SNSで拡散する
コンテンツが充実してきたら、SNSを使って拡散してみましょう。おすすめSNSは、Twitterです。
Twitterには「リツイート」という拡散機能があり、フォロー関係にないユーザーにも投稿を届けられます。適したSNSはメディアのジャンルやターゲット層により異なりますが、認知拡大にはTwitterが向きます。
STEP4.ホームページの「先」に誘導する
コンテンツが充実し、SNSを使った集客でも成果が出てきたら、ホームページの「先」に誘導しましょう。
具体的には、メルマガや無料セミナー、イベントなどがあります。メルマガ登録やセミナー・イベント参加をするのは、強い興味を持った「確度の高い見込み客」です。ホームページでも見込み客育成はできますが、より精度の高い、ほかの方法も取り入れてみましょう。
STEP5.分析と改善を繰り返す
ここまでの流れを一通り構築できたら、ホームページの設計やコンテンツの中身に改善余地がないか、見直してみてください。ユーザーの流入経路やホームページ内の行動、記事ごとの閲覧数などがわかるツールで、データを分析してみましょう。最低でも、分析ツールの「Google アナリティクス」は使えるようにしておきたいです。
分析と改善をくり返していくことで、より集客できる、成果の出るホームページへとブラッシュアップさせましょう。
うまく活用できれば、ホームページは無料で集客できる最強ツールになる
ホームページはしっかり作りこめば、集客ツールとして高い効果を発揮します。費用をかけて広告を打たずとも、商品やサービスが自然に売れていく流れを意識し、ホームページをブラッシュアップし続けましょう。
そのために大切なのが、ユーザー目線を持つことです。商品やサービスは、買ってくれるお客さまがいてこそ成り立つからです。
ユーザー目線を第一に、ホームページづくりに取り組んでみましょう。
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