TikTokで集客はできる?
最近では、さまざまな業種・業態でTikTokを活用した集客に取り組んでいる店舗や企業が増えています。
TikTokは、次のようなサービス特性により、若い年齢層を中心とした人気のSNSとなっています。
・短い動画専門のプラットフォーム(15秒〜3分)
・動画撮影時再生速度を調節して撮影が可能(0.3倍速・0.5倍速・2倍速・3倍速)
・アプリ内に実装されているフィルターで、気軽に面白い動画を作成可能
・動画に、好きなBGMをつけられる
このように気軽に動画を作成して発信できるTikTokは、集客に向いていると言えます。
TikTokで集客するメリット4選
「若者にしか情報発信ができないのでは?」と思われがちなTikTok。TikTokで集客するのには具体的にどのようなメリットがあるのか、解説します。TikTokで集客するメリットは主に以下の4つです。
1. 拡散力が高い
2. 他の集客チャネルの導線に利用しやすい
3. ターゲティングがしやすい
4. 企業の参入がしやすくなった
それぞれのメリットについて、解説していきます。
1. 拡散力が高い
TikTokはフォロワーの壁がない、気軽に動画投稿できる、ひとつの動画を起点にバズりやすいという3つの理由より、拡散力が特に高いSNSと言われています。
TikTokは他のSNS媒体と異なり、フォロー関係にかかわらず動画投稿をすると100人程度のユーザーに表示されます。TwitterやInstagramの場合、フォローされていなければどれだけ投稿しても誰かのタイムラインに表示されることはありません。しかし、TikTokであれば仕組み上、フォロワーが0でもあってもおすすめ欄に表示されるためユーザーの目に触れることができるのです。
拡散力が高い理由の1つ目は、動画投稿のしやすさが挙げられます。YouTubeの長尺動画と比較してTikTokでよく見かける「口パク」をしているような短い動画投稿は、撮影するハードルが低く、誰でも気軽に投稿が可能です。このような特性のおかげで、気軽に動画投稿を促すような企業キャンペーンへの参加が可能となります。また、ハッシュタグをつけて動画投稿ができるため、ハッシュタグによりシェアされることでユーザー間で動画の拡散も可能となるのです。このようにキャンペーンやPRもユーザー間で拡散されるため、PRに感じられづらく参加率が高まります。
TikTokは他のSNSのように、検索によって利用されるプラットフォームではありません。検索による利用が多い場合過去のコンテンツが閲覧される可能性が高く、過去に投稿したコンテンツが重要になるストック型の媒体であると言えます。
その反面、TikTokはひとつの動画によってバズる可能性を秘めている「新規優遇型」の動画プラットフォームです。新規優遇型の場合、評価が高かったひとつの動画を何度も「おすすめ」に表示させる仕組みです。そのため、ストック型と違い過去のコンテンツは他のSNSのように重要視されません。ひとつでも動画がバズればおすすめ欄に表示され続けるため、その動画を起点に認知拡大が期待できるのです。
2. 他の集客チャネルの導線に利用しやすい
TikTokは、動画を視聴してからアクションを起こすユーザーが他のSNSと比較して多いと言われています。そのためプロフィール欄に自社サービスや店舗情報を掲載しておくことで、フォロワーや動画を見てプロフィールに訪問してくれたユーザーに本来の目的のアクションを起こしてもらえる可能性が高いです。
3. ターゲティングがしやすい
TikTokでは機械学習によって配信アルゴリズムを分析できるため、ターゲティングがしやすいメリットがあります。
ユーザーの検索やタップなどの動作をもとに、それらのデータに関連性が高いと機械学習で判断されたコンテンツが配信されるのです。「TikTokを見始めると一瞬でいかんが経ってしまう!」とユーザーを釘付けにしてしまうのも、この配信アルゴリズムの精度が高いことが要因と言えるでしょう。
4. 企業の参入がしやすくなった
TikTokは最近のアップデートで、これまで「1分」までだった動画の尺が「3分」にまで拡張されました。尺が伸びたことによって、企業にとってTikTokは参入しやすいものになりました。
これまで1分までだった動画の場合、流行りのダンスを真似したり、口パクで動画を撮影したりなどの動画が主流でした。そのため、傾向として若いユーザーが多かったのです。それに対して動画の尺が3分に伸びたことにより、それだけの時間ユーザーを飽きさせない「クオリティの高いコンテンツ」が求められるようになったのです。このようにTikTokがアップデートしたことでより質の高い動画へのニーズが増え、予算をかけた動画が評価されやすくなってくることが予想されます。
再生時間の拡張は、ユーザーに与える情報量が増えたということです。情報量が増えたことで、「教育系・学習系」のコンテンツが伸びていくことが予想されます。また、商品紹介やサービスの説明とも「教育系・学習系」のコンテンツは相性が良く、ビジネスとしての活用に向いていると言えます。
クオリティの高い情報量の多いコンテンツを求められるようになり、今後TikTokへ年齢層の高いユーザーの参入が期待できます。ユーザーの年齢が高くなれば、ビジネスでリーチしたいユーザー層も増えてくるでしょう。
TikTokで集客するデメリット2選
TikTokで集客するするのにはさまざまなメリットがある反面、もちろんデメリットもあるためアカウント運用を始める前に十分に検討しておくことをおすすめします。
TikTokには拡散力が高いメリットの裏返しで、マイナスな意味で拡散される「炎上」のリスクがあることを理解しておかなくてはいけません。TikTokはユーザー層が若いこともあり、動画に関連性のないコメントがつくリスクが高いです。今まで別のSNSで炎上したことがないから大丈夫と思っていると、思わぬ落とし穴にハマってしまうことも…。TikTokを利用するのであれば、他のSNSよりも炎上については最新の注意を払うようにしてください。動画投稿をする際には若年層の行動心理も踏まえた投稿を心がけることで、炎上のリスクを回避できるでしょう。
飲食業で集客アップを目指すなら「動画deグルメ」
TikTokはユーザー層が若いこともあり、「ファッション」「音楽業界」「化粧品」「飲食」などの業種におけるビジネス利用に向いていると言えます。しかしTikTokを始めたてだと、動画を不特定多数のユーザーに表示してもらえるとはいえ多くの方に自社の魅力が伝えにくいですよね。
そこで、飲食業の場合はTikTokを中心としたSNSでさまざまな飲食店について紹介するチャンネルである「動画deグルメ」のチャンネルで発信してもらうことを検討してみてはいかがでしょうか。動画を撮影するだけで「動画deグルメ」で動画を投稿しお店の紹介をしてもらえます。すでにフォロワーを抱えている「動画deグルメ」のチャンネルで動画を投稿してもらえれば、TikTokに参入したてでもより多くのユーザーの目に触れさせることができたり、自分のフォロワー以外の多くのユーザーに動画を届けたりなど、より多くの露出が狙えます。
動画がバズったらプロフィールへの訪問も増え、結果的に集客が有効に行えるでしょう。
コメント