【初心者向け】マーケティング手法・王道の11種類をわかりやすく解説!

【初心者向け】マーケティング手法・王道の11種類をわかりやすく解説!

マーケティングとは

マーケティングとは、「企業および他の組織がグローバルな視野に立ち、顧客との相互理解を得ながら、公正な競争を通じて行う市場創造のための総合的活動である」と1990年に日本マーケティング協会が定義しています。つまりマーケティングとは簡単にいうと「顧客を理解し様々な方法で売れる仕組みを作る」と表現できます。

1.デジタルマーケティング

デジタルマーケティングとは、後述するWebサイトやEC、SNSを活用した「Webマーケティング」と混同されやすいですがもっと大きな枠組みのマーケティングを指します。

デジタルに関わる接点すべてを活用して行われるマーケティングであり、IoT(Internet of Things=モノのインターネット)やAI、ビッグデータなども含めた大きな意味を持つのがデジタルマーケティングといえます。

2.Webマーケティング

Webマーケティングとはデジタルマーケティングの一種で、WebサイトやEC、インターネット広告やSNS(ソーシャルメディア)など「Webを使ったマーケティング全般」を指します。

Webサイトに顧客を集客し、商品やサービスの購入意欲を高めて行動を起こさせ、長期的に企業やブランドとの関連性を高めていくマーケティングが基本的なWebマーケティングです。

例えばInstagram広告に出稿し認知を獲得し、自社のWebサイトに用意したLPへ誘導して商品理解を深めてもらいます。そしてECサイトの会員登録を経て商品購入まで完了したら、再度購入してもらえるようにメールマガジンなどを通して再度Webサイトに訪問させます。このような一連の流れはWebマーケティングの典型的な例です。

3.SEM(検索エンジンマーケティング)

SEMとは英語のSearch Engine Marketingの略で、検索エンジンマーケティングを意味します。GoogleやYahoo!JAPANなど検索エンジン上で行うマーケティングの総称です。

検索エンジン上のリスティング広告に出稿し効率よく集客を行うほか、SEOもSEMの種類に入ります。SEOとはSearch Engine Optimization(検索エンジン最適化)の略で、ユーザーが検索するキーワードを想定してWebサイト上のコンテンツを制作し、検索結果の上位表示を狙うマーケティングです。

リスティング広告もSEOも、ユーザーが求めている情報に対する答えとして自社商品やサービスの認知を獲得できるので、効果的なマーケティング手法であることは間違いありません。

4.コンテンツマーケティング

コンテンツ(Contents)とは英語で「中身、内容物、内容」を意味しますが、マーケティングにおいては「価値ある情報」を意味します。

コンテンツマーケティングとは、受け手にとって価値のあるコンテンツを作り届けることで企業やブランドへの信頼を高め、商品やサービスが売れる仕組みを作っていくことです。

すぐに顧客とならなくても、コンテンツを通して見込み顧客を育成し、結果として商品やサービスを購入・利用してもらう機会を長期的に作ります。最終的にはロイヤリティの高い顧客になってもらう手法がコンテンツマーケティングです。

5.CRMマーケティング

CRMマーケティングとはCustomer Relationship Management(顧客関係管理)を目的としたCRMツールやCRMシステムを使うなどして顧客管理を行い、顧客ニーズや属性に応じてマーケティング活動を行う手法です。

例えば過去の顧客分析を行い購買履歴に基づいて仮説を立て、メールマガジンなどでクーポンを配布し次の購入につなげる施策などがあげられます。

6.メールマーケティング

メールマーケティングとはその名の通り、メール配信を通して行われるマーケティングです。

会員登録などで得られる個人情報の筆頭でもあるメールアドレスを活用して、メールマガジンでキャンペーンの告知をしたりクーポンを配布したりするだけでなく、購入後のお礼メールやバースデーメールなどにも活用されます。

メールマーケティングは企業が獲得した顧客のメールアドレスを活用してプッシュ型で行える、効果的な手法です。

7.ペルソナマーケティング

ペルソナ(Persona)とはマーケティングでは一般的に「架空の人物像」を意味します。商品やサービスを実際に利用する顧客となるような人物像を設定して、それをマーケティング活動に活かしていくことがペルソナマーケティングです。

ターゲットとペルソナは混同されることがありますが、明確な違いがあります。ターゲットとは、「性別・年代・住んでいる地域」など属性やセグメントである程度の数をまとめて設定します。広告を出稿する際にリーチさせたい層などを仮定する際に用いられます。

一方ペルソナはもっと具体的かつリアリティのある、架空の人物を設定します。その架空の人物がどんなことを考えてどう行動するか、カスタマージャーニーを考える際などに使われます。ターゲットに比べて、よりリアリティのある顧客像がペルソナなのです。

8.ダイレクトマーケティング

ダイレクトマーケティングとは、数種類の方法により行われる双方向性のあるマーケティングを指します。また顧客の反応(レスポンス)が測定可能であり、企業の持つデータベースに蓄積されることから、データ分析を通してより効果的な顧客とのコミュニケーションを構築していくことができます。

電話やFAXによるテレマーケティング、ソーシャルメディアを用いたSNSマーケティング、前述したメールマーケティングなどが例としてあげられます。

9.SNSマーケティング

SNSマーケティングはTwitter、Instagram、Facebook、LINE、TikTokなどソーシャルメディア上でアカウントを作成してコンテンツを投稿したり、それぞれのメディアに広告出稿したりする活動を通したマーケティングを意味します。

スマートフォンの普及により多くの時間がソーシャルメディア上で使われる現代社会において、アカウント制作だけであれば無料で始められ、拡散する可能性も秘めた非常に効果的なマーケティング手法です。細分化する顧客の趣味や関心、年齢や性別などの属性でもターゲットを絞ることができるメリットもあります。

10.コーズマーケティング

コーズマーケティングとは、Cause Related Marketing(コーズ・リレーテッド・マーケティング)とも呼ばれ、社会的大義を掲げるマーケティング手法です。

商品やサービスの購入によって寄付や保善活動が行えるなど、社会貢献につながるコミュニケーションを行います。企業やブランドへの信頼やイメージの向上だけでなく、実際に商品の売り上げも期待できます。SDGs(Sustainable Development Goals:持続可能な開発目標)の高まりもあり、近年多くの企業で取り組まれています。

11.ステルスマーケティング

ステルスマーケティングは「ステマ」とも呼ばれ、商品やサービスの宣伝活動であることを伏せてSNS上で商品を宣伝したり、虚偽の内容や意図したクチコミを発信したりする行為を指します。ネガティブな意味合いで使われることがほとんどで、企業の信頼やブランドイメージを落としかねません。

企業はマーケティング活動を行う上で、ステルスマーケティングのようにネガティブな印象をも与えてしまう可能性があります。このようなリスクは経営幹部層だけでなく、すべての従業員が理解する必要があります。

マーケティング手法の特性を活かして最適なものを選ぼう

これまで紹介してきたようにマーケティングの手法や考え方にはたくさんの種類があり、それぞれが関わりあっています。1種類だけを選択するのではなく、商品やサービスの
特性を活かして数種類行っていくことがほとんどです。

それぞれに仮説を立てて実行し、効果検証して次回の施策改善を行う「PDCA」を明確にし、自社に最適なマーケティングにつなげていきましょう。

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