Facebook広告の5つの掲出場所
そもそもFacebook広告は、Facebook内のどの位置に表示されるのでしょうか。
Facebook広告を表示できる場所は5つあります。それぞれみていきましょう。
ニュースフィード
Facebook広告を表示させられる1つ目の場所は、「ニュースフィード」です。ニュースフィードとは、PCやスマホのブラウザやFacebookのアプリを開いた際にまず表示されるタイムラインのことです。ニュースフィードはFacebookの中でも最も閲覧数の多い配信面で、さまざまな目的のために活用されます。
動画フィード
Facebook広告を表示させられる2つ目の場所は、「動画フィード」です。Facebookの動画広告は、Facebookの機能の1つである「Watch」、またはFacebookニュースフィードに流れてくる動画コンテンツを開いた際に表示される「動画フィード」で配信されます。
動画広告は一般ユーザーが投稿した動画と動画の間に表示されるため、広告ということで悪目立ちはせず、投稿に自然と混ざり合う出し方ができます。動画広告は画像よりも短い時間で多くの情報を届けられたり、動きに見入ってしまったりすることから、認知拡大やコンバージョン獲得にも効果的です。
ストーリーズ
Facebook広告を表示させられる3つ目の場所は、「ストーリーズ」です。一般ユーザーが投稿したFacebookのストーリーズとストーリーズの間に表示されます。
Facebookのストーリーズはユーザーの利用率も高い人気コンテンツです。Instagramのストーリーズと同じような機能なので、若い世代でも使いやすい機能といえます。Facebookのストーリーズはフルスクリーンのクリエイティブを活用するため、訴求ポイントが伝わりやすく、工夫次第ではユーザーを飽きさせない楽しいコンテンツにできます。
カルーセル
Facebook広告を表示させられる4つ目の場所は、「カルーセル」です。
カルーセル広告とは1つの広告に最小2枚から最大10枚の画像や動画の設定が可能な広告配信方法です。設定した画像や動画ごとに Call To Action ボタンを表示でき、ユーザーにクリックしてもらえるよう誘導しやすいのがポイントです。
さらに、設定した画像や動画ごとにURLを設置できるため、一度により多くの情報を配信できるメリットがあります。
スライドショー
Facebook広告を表示させられる5つ目の場所は、「スライドショー」です。
スライドショー広告とは、Facebook広告マネージャで2枚から15枚の画像を選択することで作ることができる動画形式の広告です。通常の画像広告と違い、次の画像に数秒ごとに表示させられます。動画ほどのキャッチーさはないものの、容量が軽くなり表示させやすく、画像が切り替わる動きがあることでユーザーを飽きさせない工夫も施されてるため、関心を引きやすい広告方法といえます。
Instagramに広告を出す際もFacobookの管理画面から
FacebookとInstagramはどちらもMeta社のサービスです。そのため、FacebookとInstagramはどちらもMeta Business Suiteという管理画面から広告を出稿する仕組みになっています。どちらに投稿するかは投稿画面から選択できます。FacebookとInstagramで同じ投稿をすることもできるので、どちらのアカウントも持っている企業は一度に2つの媒体に出稿できるメリットがあります。
Facebook広告の費用
Facebook広告には、以下の2種類の課金方法があります。
・インプレッション課金(CPM)
・クリック課金(CPC)
自社で実現したい広告はどちらの方法に合っているのかをきちんと検討したうえで、どちらの課金方法で運用していくかを判断しましょう。
インプレッション課金(CPM)
インプレッション課金とは、1,000回広告が表示されるごとに費用が発生する課金方法です。CPMは、Cost per Milleの略語で、費用は1000インプレッションあたりの平均広告単価で表示されます。
広告が表示されるたびに課金されるため、クリック課金よりも単価が低いという特徴があります。表示されるたびに課金されるインプレッション課金は、人の目により多く触れさせるため、ブランドの認知度を向上させたいときに利用するのがおすすめです。
クリック課金(CPC)
クリック課金(CPC)はCost Per Clickの略語で、広告が1回クリックされるごとに費用が発生する課金方法です。表示させるだけよりも実際にユーザーにクリックしてもらうことの方がハードルが高いため、インプレッション課金よりも単価が高い特徴があります。
逆をいえば、クリックされなければ費用は掛からないため、本当にクリックしてほしい人にのみクリックしてもらえるような仕組みづくりをすることが重要といえます。
Facebook広告は詳細なターゲット設定が可能
Facebookは本名での登録が必須であるため、SNSの中でも比較的現実世界の情報とかけ離れていないケースが多いです。年齢、性別、地域などの基本的な情報はもちろん、「子供の有無」「(過去6ヵ月以内の)転職の有無」など、プライベートなことまでグルーピング可能です。ユーザーを細かくセグメントできるので、ターゲティングをよりピンポイントにできるようになります。
Facebookの広告アカウント1つにつき、最大500種類のカスタムオーディエンスが作成できます。そのため、さまざまなターゲットにアプローチがかけられます。
Facebook広告の成功事例と相性の良い商材
Facebook広告を使った成功事例には、どのようなものがあるのでしょうか。自社でも似ている運用ができれば、近い結果が得られるでしょう。Facebook広告の成功事例を2社ご紹介します。
航空業界のA社
アイスランド・米国・ヨーロッパに路線を持つ航空会社のA社は、フライト検索の促進を目的としてカルーセル広告、写真広告、スライドショー広告にて広告キャンペーンを複数作成し、キャンペーン予算の最適化機能を活用しました。キャンペーン予算の最適化機能を活用することで、広告効果の高いキャンペーンに対して優先的に予算を回せる設定になるため、Facebook広告の最適化が自動でできるようになるのです。
このようなFacebook広告の運用の結果、目的のフライト検索は7割以上増加し、フライト検索の単価も半分以下に低減したそうです。
教育業界のB社
主に幼児対象の英語教材を販売しているB社は、写真広告と動画広告を用いて新規顧客の開拓とブランド認知度の向上を図りました。
主力商材である「ディズニー英語システム」を宣伝するために、Facebook広告経由で企画した抽選キャンペーンの特設サイトへの誘導を行いました。サイトへの誘導と合わせてオーディエンス作成やキャンペーン予算最適化などの機能も併用した結果、Webサイトからのコンバージョンが2倍以上に増えたそうです。
Facebook広告は目標を明確にすることが大事
Facebook広告にはさまざまな表示のさせ方があり、どのような機能をどんな目的のために利用するかで成果に大きな変化が生まれます。より効果的にFacebook広告を活用するためには、目標を明確にすることから始めてみましょう。目標が明確になれば、どんな機能でどのように表示させるべきかが見えてきて、成功へと導いてくれるでしょう。
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