Twitterとは
Twitterとは140文字以内の短いテキストや動画、画像を気軽にツイート(投稿)できるソーシャルメディアです。2006年7月にジャック・ドーシーがアメリカで創業し、現在DAU(デイリーアクティブユーザー)数は2億人を超え世界中で利用されているSNSです。
アカウントをフォローすることで、個人のタイムライン上にそのアカウントのツイートが自動で表示されるようになります。世の中の発言やトレンドが見えやすく、Twitterのタイムライン上でコメントしあったり、DM(ダイレクトメッセージ)機能によってプライベートなコミュニケーションも可能です。
Twitterをビジネスで活用するメリット
TwitterではテキストだけでなくWebサイトのURLや、画像(4枚まで)や動画といったビジュアルコンテンツも掲載できます。Twitterの大きな特徴はその拡散性です。ツイートを再びツイートする「リツイート機能(RT)」を使うと、そのツイートはフォロワーに拡散されます。
日本ユーザーの場合Facebookと比べて、匿名のアカウントで利用しているユーザーも多く、より本音に近いコミュニケーションが生まれやすいソーシャルメディアです。また10代や20代の若年層のユーザーが多いことも特徴です。
またTwitterアカウントは無料で利用でき、小額から絞り込んで広告プロモーションを掲載することもできます。運用代行を代理店などに任せている企業もありますが、自社で運用するのも容易なソーシャルメディアです。
・リツイート機能による拡散性の高さ
・本音に近いソーシャルメディア
・若年層のユーザーへリーチできる
・コストを抑えてコミュニケーションできる
これらの理由から、Twitterをマーケティングで活用していくメリットは大いにあります。
フォロワー数を増やしていくには
企業やブランド名など、ビジネスでTwitterを活用する場合アカウントを開設するのは簡単です。しかしいざアカウントを作ってみてもフォロワー数が少なければ、拡散するチャンスも少なく、コンテンツを多くの人に届けることができません。フォロワーを増やしていく具体的な方法を紹介します。
価値あるコンテンツを発信する
ツイートを目にしたユーザーの興味を引き、価値のあるツイートを行いましょう。具体的には目を引く画像や動画やわかりやすいテキストを投稿します。140字いっぱいに記載する必要はなく、ユーザーがスクロールした際に瞬時に情報を理解できるように心がけます。
どんな投稿がユーザーの関心を集めたのかどうかは、ツイートアクティビティで確認できます。ユーザーがツイートを見た回数(インプレッション数)、リツイート数、いいねした数、返信数をツイートごとに正確に把握できます。
・エンゲージメント数:いいね、リツイート、コメントなどの数
・インプレッション数:ツイートや動画を見たアカウントの数
・@ツイート数:話題に会話しているアカウントの数
反応が良かったツイートや悪かったツイートをトラッキングすることで、ユーザーが求めているツイートを理解して今後の投稿に活かしていくことができます。
他のTwitter利用者と交流する
企業やブランドのTwitterアカウントでも、同じ業界の他の利用者をフォローしたり、インフルエンサーをリツイートしたり、積極的に交流を深めています。
@ツイートやお客様からのコメントに対して返信することで、企業やブランドを代表して発言しエンゲージメントを高め、他ユーザーとのつながりを深めることができます。
Twitter広告を実施する
Twitter広告でTwitterアカウントのプロモーションを行うことも効果的で、企業のターゲットに近いユーザーを絞り込むことができるのがTwitter広告のメリットです。プロモ広告、フォロワー獲得広告、トレンドテイクオーバーなど、さまざまな種類の広告が用意され「プロモーション」のアイコンによって通常のツイートと区別されています。
位置情報、性別、年齢、どんな趣味関心があるのかまで絞り込んで自社アカウントのツイートを表示できるためより効果的な広告配信を行えます。
Twitterマーケティングの成功事例
Twitterのメリットやフォロワー獲得の基本的なノウハウを紹介しましたが、具体的に企業がどのようなマーケティング施策を通して成功しているのか事例を紹介します。
味の素冷凍食品株式会社 ギョーザ関連公式アカウント
味の素冷凍食品株式会社は「ギョーザ」ブランド専用のアカウントで、効果的なハッシュタグを用いてTwitterユーザーにツイートや会話のきっかけを提案し、リーチ拡大と購入意向を高めさせる施策を行いました。
2020年夏に「冷凍餃子を食卓に出すのは手抜きだ」というツイートに対し「冷凍食品を使うことは、手抜きではなく『手間抜き』ですよ」と公式アカウントで発信したところ、「手抜き・手間抜き論争」として多くの反響を呼び、冷凍餃子が世の注目を集めた経緯がありました。
Twitterの持つ拡散力を活用し、公式アカウントでは冷凍食品の便利さやおいしさを伝えるコンテンツを中心に発信しています。単なるフォロワー数やエンゲージメント数だけでなく、ユーザー同士の会話量やSOV(Share of Voice)をマーケティングKPIとすることでよりリーチを広げています。
https://marketing.twitter.com/ja/success-stories/ajinomoto-frozen-foods
株式会社ジンズ JINS公式アカウント
メガネブランドのJINSはTwitterを通してUGC(User Generated Contents:ユーザー生成コンテンツ)を増やしていく施策を展開してきました。
2020年と2021年のクリスマス時期に「#JINSサンタ」というキャンペーンを展開し、@JINS_PRをフォローし、「#JINSサンタ」をつけて欲しいJINSメガネを引用RTすることで、メガネ券5,500円分を抽選で100名様にプレゼントする企画を行いました。
2020年のTwitterトレンドで3位、2021年には1位を獲得しています。2020年3月から2021年同月までの成長率は、UGC数が380%増、GoogleやYahoo! の指名検索数が165%、インプレッション数約800%、エンゲージメント数約680%、フォロワー数も1.4倍となりました。
https://marketing.twitter.com/ja/success-stories/jins_hottolink
Twitterユーザーに寄り添ったマーケティングでブランドイメージを向上
Twitterアカウントを企業やブランドが開設し、ユーザーにとって価値のある魅力あるコンテンツを発信して他ユーザーともコミュニケーションをとっていくことでブランドイメージを向上させることができます。
またフォロワーが増えれば増えるほど、今後の顧客となる見込み客にメッセージを好きなタイミングで発信する機会も増えていきます。
ターゲットの絞り込みができるTwitter広告も活用しながら、ユーザーに寄り添ったツイートや丁寧なコミュニケーションを行ってマーケティング活動に活かしていきましょう。
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