Webマーケティングに資格は必要?
Webマーケティングの資格が役に立つのは、次のような人です。
【Webマーケティングの資格取得をおすすめできる人】
・実務未経験の人
・転職・就職に役立てたい人
・昇給・昇進したい人
・スキルアップしたいと思われている人
Webマーケティングの資格を取得することで、知識や技術の証明ができます。ただ、マーケターとして働くために資格が必要というわけではありません。
資格を取得しておくと、就職や転職の際のアピールになったり、上司からスキルアップを認められて昇給や昇進につながったりするかもしれません。
あくまで、資格は知識や技術を証明するためのものです。受験の前に「資格を取得する目的」を定めておきましょう。
Webマーケティングの資格を取得するメリットは?
Webマーケティングの資格を取得すると次のようなメリットがあります。
【Webマーケティングの資格を取得するメリット】
・転職・就職の際に企業へのアピールになる
・Webマーケティングの知識を深められる
・自分のレベルを把握できる
Webマーケティングの資格を取得しておくと転職や就職の際、企業側に「知識や技術があることを証明」できるので、資格を持っていない人と比べると採用されやすくなります。
さらに、資格勉強することでWebマーケティングの知識が深まります。今まで知らなかった情報に触れることで、思考の幅が深まってスキルアップにつながるでしょう。
Webマーケティング資格の中には、「初級編」「中級編」「上級編」と、レベルによって分けられている資格もあります。難易度ごとに分けられた資格を受験することにより、「自分のWebマーケティング知識はこれぐらいなんだ」と理解でき、現状レベルを把握できます。
Webマーケティングの資格勉強にかかる時間や費用は?
Webマーケティングの資格を取るのにかかる勉強時間や費用は、受験する資格によって変わります。
たとえば、Webマーケティング資格の初級レベルといえる「ネットマーケティング検定」に必要な、勉強時間は15時間ほどといわれています。上級レベルといえる「ウェブ解析士マスター」は150時間ほどといわれており、10倍です。
受験費用は、「ネットマーケティング検定」なら6,000円の受験費用と、参考書代が1,000円ほどです。「ウェブ解析士マスター」の場合は年会費が6,600円ほどかかり、受験費用も合計すると、40万円ほどの費用がかかるでしょう。
難易度が高まると、受験にかかる費用も上がる傾向にあります。
Webマーケティング資格の中で、簡単に始められて必要な勉強時間が短いのは「ネットマーケティング検定」です。必要な勉強時間は15時間ほどで、Webマーケティング入門編のような資格です。まだ一度もマーケティング業務を経験したことがないが、Webマーケティングに興味があるという人におすすめです。
【未経験者向け】おすすめのWebマーケティング資格3選
最近Webマーケティングを学び始めたという人、もしくはこれから学ぼうとしている「未経験」の人におすすめの資格が3つあります。
これら3つの資格を学ぶことで、Webマーケティングの基礎知識を身につけることができ、「未経験という弱点」を補うこともできるでしょう。
【未経験者におすすめのWebマーケティング資格3選】
・ネットマーケティング検定
・Web検定
・Webアナリスト検定
ネットマーケティング検定
おすすめ資格の1つ目は「ネットマーケティング検定」です。
誰でも挑戦可能な資格で、「これからWebマーケティングを学びたい」と思っている初心者にピッタリの資格といえます。
必要な勉強時間は15時間ほどで、参考書を2〜3周解けば合格できるといわれています。資格勉強を通して、「マーケティング全般の知識」や「一般的な方法論」などを学べるでしょう。
試験は、2月の中旬と8月の中旬と年に2回開催されています。試験開始の2週間前までに申し込まないと受験できないので、スケジュールはきちんと把握しておきましょう。
Webリテラシー検定(資格名:Webアソシエイト)
おすすめ資格の2つ目は「Webリテラシー検定」です。
Webリテラシー検定は、社団法人全日本能率連盟登録資格Web検定が実施しているWeb資格検定の1つです。
ここでは、「デザイナー」「ディレクター」「プロデューサー」という、主要3職種の業務を遂行するうえでの重要な知識を「Webリテラシー」と定義しています。資格勉強を通して、「主要3職種に必要なスキル」を身に付けられるでしょう。
勉強方法は、公式テキストや問題集を使うのがおすすめです。必要な勉強時間は15〜20時間ほどといわれており、条件もなく誰でも受験できます。興味がある方は公式サイトをチェックしてみてください。
Webアナリスト検定 一般社団法人日本Web協会[JWA]
おすすめ資格の3つ目は「Webアナリスト検定」です。
Webアナリスト検定は、Googleアナリティクスを中心としたデータ分析の考え方を学べる資格です。資格取得に向けて勉強すれば、Webマーケティング業務に必要な基礎知識を身につけられます。
5時間の講義で学んでから試験を受ける形式です(講座をスキップし、試験だけ受けることも可能)。講習だけでは不安という場合は、公式テキストも活用しましょう。
【現役マーケター向け】分野別のおすすめWebマーケティング資格3選
分析、広告運用、コンテンツ作成の分野ごとに、Webマーケティングの資格を3つ紹介します。
これから紹介する3つの資格の中に「いま欲しいと思っているスキル」を学べる資格があるかもしれません。「スキルアップを通して昇給や昇進につなげたい方」や「磨きたいスキルがあるマーケターの方」は、チェックしてみてください。
【分野別おすすめのWebマーケティング資格3選】
・【分析】統計検定
・【広告運用】Google広告認定資格
・【コンテンツ作成】マーケティング・ビジネス実務検定
【分析】統計検定:Japan Statistical Society Certificate
おすすめ資格の1つ目は、データ分析を学べる「統計検定」です。
統計検定は1級から4級まで、難易度が分けられている資格です。それぞれの等級で学べる内容は変わりますが、全体を通して「データに基づいて客観的に判断し、問題を解決する力」を鍛えられます。
もしもデータサイエンティストを目指しているなら、統計検定は選択肢の1つでしょう。特に未経験からデータサイエンティストを目指す場合、統計検定の合格者であることは企業への大きなアピール材料となります。
「未経験からデータサイエンティストを目指そうとしている人」は、まずは統計検定の「4級」から受験してみてはいかがでしょうか。
統計検定:Japan Statistical Society Certificate
【広告運用】Google広告認定資格
おすすめ資格の2つ目は、広告運用が学べる「Google広告認定資格」です。
Google広告認定資格は、Googleが公開している広告の知識や理解力を確かめられる資格です。「検索」「ディスプレイ」「ショッピング」「動画」「アプリ」「測定」と、6つの分野に分けられており、それぞれの科目に合格することで各分野のスキルを証明できます。
受験はオンラインで、24時間いつでもできます。ただ、1日1回しか受験できないことは頭にいれておきましょう。
資格には期限があり、1年経過すると効力が失われてしまいます。ただ、1年後に再受験して合格すれば資格を延長できます。資格に期限があるのは、年数が経つと情報が古くなっていくからです。出題問題は都度アップデートされるので、「Google広告の最新情報を知っておきたい人」にもおすすめです。
【コンテンツ作成】マーケティング・ビジネス実務検定(R)
おすすめ資格の3つ目は、コンテンツ作成を学べる「マーケティング・ビジネス実務検定」です。
マーケティング・ビジネス実務検定は、マーケティング実務の知識を総合的に判定するための資格です。A級からC級まで難易度が分かれており、自分のレベルに合ったものを受験できます。
資格勉強を通して、企業で求められるマーケティングの総合知識を学べます。中でも、最も難易度の低い「C級」なら、1日数時間の勉強を1ヵ月ほど続ければ合格できるといわれています。
「幅広くマーケティング知識を身につけて、日々の業務に役立てたい人」におすすめです。
Webマーケティングは未経験でも学べる|目的に応じて挑戦したい資格を選ぼう!
Webマーケティングは、資格取得を通してでも、書籍やWebサイトからでも学べます。初心者向けの資格もあるので、興味のある資格を見つけたら、まずは「公式サイト」をチェックしてみましょう。
「自分のやりたいことにピッタリだ」と思える資格を見つけたら、公式サイトから受験を申し込んでみて、さっそく勉強を始めてみてください。
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