LINE for Businessでできること
LINE for Businessでできることはさまざまです。
例えば、家族や友人とLINEするような感覚で、ユーザーと企業間でメッセージをやりとりすることもできます。月間9,200万人が利用するLINEの中に広告を掲載することもできるので、認知拡大にも向いています。
集客におすすめなLINE for Businessのサービス
LINE for Businessには次のようなサービスがあります。上手く使えば集客を効率化できるので、集客に困っている方は参考にしてみてください。
【集客におすすめなLINE for Businessのサービス】
・LINE公式アカウント
・LINE広告
・LINEチラシ
LINE公式アカウント
1つ目は「LINE公式アカウント」です。
LINE公式アカウントとは、法人と顧客とのコミュニケーションを可能にするLINEアカウントのことです。普段から私たちが利用しているLINEサービスの「ビジネス版」のようなイメージです。
友だち追加してくれている人に向けて、新商品やサービス、セミナー情報などを告知できます。自動返信やメッセージの一斉送信など、ビジネスアカウントならではの機能も搭載されています。
LINE広告
2つ目は「LINE広告」です。
LINE広告では、タイムラインやLINEニュースなどに広告を掲載できます。LINE広告を掲載できる場所には、次のようなものが挙げられます。
【LINE広告を掲載できる場所】
・トークリスト
・Smart Channel
・LINE NEWS
・LINE VOOM
・LINEマンガ
・LINE BLOG
・ウォレット
・LINEショッピング
・LINEチラシ
・LINEポイント
・LINE広告ネットワーク
広告を掲載できる場所が多く、利用ユーザー数も多いためアプローチできる分母は大きいでしょう。
ただ、TwitterやFacebookなどのSNSと比べると、拡散力は低いです。LINE広告には、Twitterでいうリツイート機能や、Facebookでいういいね機能などは搭載されていないからです。
一度にアプローチできる数は多いですが、拡散力は弱めのサービスといえます。
LINEチラシ
3つ目は「LINEチラシ」です。
LINEチラシは、これまで紙媒体で配布されていたチラシを、ユーザーの好みや生活圏に合わせてLINE上で配信できるサービスのことです。ユーザーの生活圏にある店舗はもちろん、閲覧記録をもとに、ユーザーのニーズに合うチラシを掲載することもできます。ターゲティングの精度が高く、集客の効果も出やすいです。
広告運用中は、ユーザーの行動データを日別と店舗別に知ることもできます。どのような広告がユーザーの興味関心を引き、購買までつながりやすのかを数値化できるため、広告の改善もしやすいです。折り込みチラシでは広告の効果検証は難しいですが、LINEチラシなら簡単でしょう。
LINEチラシ:https://www.linebiz.com/jp/service/line-flyer/
SNSの中でも月間利用者数がトップクラスのLINEを使った集客を考える人は、次の記事を参考にしてみてください。LINEを活用したマーケティングが有効な理由や、LINEを活用したマーケティングの方法などを解説しています。
LINEをマーケティングに活用する方法やメリット、便利なツールを紹介
LINE公式アカウントの集客に役立つ機能
LINE公式アカウントには集客に役立つさまざまな機能が搭載されています。メッセージ送信数の少ないうちは無料で使えるので、現在集客に困っている人には、ためしに使ってみるのもおすすめです。
その前に、どんな機能が集客に役立つのかを確認しておきましょう。
【LINE公式アカウントの集客に役立つ6つの機能】
・メッセージ配信
・セグメント配信
・ステップ配信
・チャット
・リッチメニュー
・ショップカード、クーポン
メッセージ配信
1つ目の機能は「メッセージ配信」です。
LINE公式アカウントで友だちになっているユーザーに、直接メッセージを送れます。テキストだけでなく、画像や音声、動画なども送れます。
メッセージを送信できる数にはプランごとに上限があり、これを超えると追加料金がかかります。プランごとのメッセージ送信数は、次の通りです。
【メッセージを送れる回数】
フリープラン(無料):1,000通/通
ライトプラン(月額5,000円):15,000通/月
スタンダードプラン(月額15,000円):45,000通/月
月あたり1,000通までは無料でメッセージを送れるので、一度試しに始めてみるのもおすすめです。
セグメント配信
2つ目の機能は「セグメント配信」です。
セグメント配信では、メッセージの送信先を絞り込んで、対象のユーザーにメッセージを送信できます。対象ユーザーは、次の5つの要素で絞り込めます。
【配信先を絞り込む5つの要素】
・友だち期間
・性別
・年齢
・OS
・エリア
絞り込み機能を利用すれば「友だち期間6ヵ月以上、男性、30代、関東在住」のように、条件に合うターゲットを指定できます。ターゲットを絞り込むことで、興味関心を持ちそうなターゲットだけに、効率よくアプローチできるでしょう。
ただ、属性の絞り込みでヒットするユーザーが100人を下回ると、メッセージを送信できません。
ステップ配信
3つ目の機能は「ステップ配信」です。
ステップ配信では、ユーザーの行動をきっかけにあらかじめ用意しておいたメッセージを、段階的に送ることができます。メルマガの「ステップメール」を、LINEで配信するようなイメージです。
具体的には、友だち登録の期間や経路、ユーザーの属性などにより配信条件を指定できます。
ステップ配信は見込み客の育成に向いていて、段階的にメッセージを配信することで、集客から購買までの流れを効率的につくれます。
チャット
4つ目の機能は「チャット」です。
チャットでは、主に次の3つの機能を使えます。
チャット(手動返信):普段使っているLINEと同じイメージ
一斉メッセージ:多くのユーザーに一斉にメッセージを送信できる
自動応答メッセージ:あらかじめ用意しておいたメッセージを送信できる
この3つ機能に加えて、LINE公式アカウントにはAI応答機能もあります。AIが質問内容を判断して、自動で返信してくれるプログラムです。
チャット機能を有効活用することで、集客や見込み顧客の育成を効率化できるでしょう。
リッチメニュー
5つ目の機能は「リッチメニュー」です。
リッチメニューとは、トーク画面の下部に画像で表示されるメニューのことです。クーポンやショップカードを遷移先にし、ユーザーを誘導できます。
トーク画面の大きな部分を占めるリッチメニューは、LINE公式アカウントの顔ともいえます。ユーザーがよく見る箇所なので、魅力的なデザインと、ユーザーが興味をもちそうなキャッチコピーを考えましょう。
また、リッチメニューは無料で利用できます。集客に困っているなら、まずは試しに使ってみるのがおすすめです。
ショップカード・クーポン
6つ目の機能は「ショップカード・クーポン」です。
ショップカードとは、友だち追加済みのユーザーにポイントや特典を付与できるサービスです。顧客がQRコードを読みとるだけで、簡単にポイントを付与できます。簡単にいえば、LINE上の「ポイントカード」のようなイメージです。
同じように、クーポン機能では友だち追加済みのユーザーに、LINE上のクーポンを配信できます。
どちらもリピーター獲得に役立つ機能です。
LINEの配信機能は、目的に合わせて使い分けよう
公式LINEアカウントの配信機能は、目的に合わせて使い分けましょう。コストカットやブロック防止を重視するなら「セグメント配信」が、見込み客の育成には「ステップ配信」がおすすめです。
コストカットやブロック防止には「セグメント配信」
セグメント配信を利用することで、メッセージを送信する相手を絞り込めます。情報を必要としていないであろう相手は除外できるため、「関係ないメッセージが多くて鬱陶しい」と、ブロックされる可能性を下げられるでしょう。
また、メッセージの送信数は、月あたりの上限数がプランごとに決まっています。上限を超えると追加料金がかかるため、ターゲット像に当てはまらない相手が送信先に含まれていると、無駄なコストがかかるかもしれません。
見込み客育成には「ステップ配信」
見込み顧客の育成には、「ステップ配信」がおすすめです。どんな相手に、どんなメッセージを送るか、あらかじめ細かく設定しておけるからです。見込み客育成の流れを考えた「戦略的なメッセージ配信」を、自動でできます。
ステップ配信を設定するときは、これまでの成功例と失敗例を分析し、成果の出やすい流れをつくりましょう。
LINEを使えば、集客や見込み客がもっと手軽になる
LINE公式アカウントを使えば、集客や見込み顧客の獲得・育成を効率化できるでしょう。
フリープランなら月額無料で、月あたり1,000通までメッセージが送れます。「LINEでの集客をしたことがない」「本当に成果が出るのか半信半疑」という人には、まずはフリープランで試してみるのがおすすめです。
個人事業主から大企業まで、さまざまなビジネスにおいて、LINEは集客に役立ちます。
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