YouTubeとは
YouTubeとはインターネット上で動画を共有できるプラットフォームで、世界中でなんと月間ログインユーザー数は20億人を超えています。100カ国以上、80の言語で展開され、人々は10億時間以上の動画を視聴し数十億回のビューを生成しています。
参考：https://blog.youtube/press/
YouTubeの影響力は絶大
視覚と音声でコンテンツを届けられる動画はわかりやすく、ユーザー数も増えた今、テレビや新聞といった巨大メディアに勝るほどの影響力を持ちます。10代から高齢者までスマートフォンの普及が広がり、日本でも5G回線やWi-Fiなど通信環境も整備されたことから、いつでもどこでもYouTubeの視聴がしやすい環境となりました。
またスマホカメラの品質の向上や動画編集ソフトの普及により、誰でも動画コンテンツを企画して作り出し、配信しやすくなりました。YouTubeへの動画配信による広告収入で収入を得る、「YouTuber」という言葉も一般的です。
YouTubeはGoogleのサービス
2005年2月に設立されたベンチャー企業であったYouTubeは、2006年11月にGoogleに約2,000億円で買収されています。Googleの持つ優れた検索エンジンはYouTubeにも適用され、ユーザーが「見たい」「知りたい」と思うコンテンツを無数の動画の中から自由に探して見つけることができます。
Googleのアカウントがあれば誰でも簡単に動画を投稿できるため、ソーシャルメディアとしての役割も持ちます。
YouTubeで集客する方法
YouTubeを活用して自社の商品やサービスに集客する場合、下記の方法があります。
・YouTubeチャンネルを開設しチャンネル登録を促す
・YouTube広告を活用する
・他のSNSと連動して集客力を高める
企業やブランドがYouTubeマーケティングを行う場合、最初に行うのが自社のYouTubeチャンネルを設立することです。Googleアカウントから開設し、自社のオリジナル動画をアップロードするだけで、無料でYouTubeプラットフォーム上に動画を残していくことができます。
またYouTubeチャンネルを開設するだけでなく、YouTubeの広告枠に配信することで顧客に近いターゲットに絞って情報を届けることができます。
YouTube集客のコツ
具体的にYouTube集客のコツについて紹介します。
検索キーワードを意識して動画のタイトルや説明を設定する
動画のタイトルや説明文にユーザーが入力しそうな検索キーワードを意識的に記載することで、検索エンジン上で見つけてもらいやすくなります。前述したようにYouTubeはGoogleの持つサービスのひとつであるためです。
ユーザーがどんなキーワードを検索した時に観てほしい動画なのか、ユーザーの「観たい・知りたい」というニーズ想定してタイトルや説明文にキーワードや動画の概要、目次などをまとめます。動画に関連した商品やサービスの情報や、Webサイトへのリンクも忘れずに記載します。
単純にYouTube上に動画コンテンツをアップロードするだけでは、すぐにユーザーに見つけてもらえません。特にまだチャンネルを開設して間もない時期にはチャンネル登録者数も少なく、他の動画コンテンツに埋もれてしまう可能性が高いです。
タイトルや説明文のわかりやすさは動画の視聴満足度を高めることにもなり、結果チャンネル登録者数の増加も期待できます。
動画に「カード」を追加する
YouTube上での「カード」とは、他の動画、再生リスト、チャンネル、外部リンクを動画上で紹介できる機能です。動画に関連している商品やサービスを紹介するWebページなどへ、好きなタイミングで集客できます。
ユーザーが動画を観ていて「もっと知りたい」と感じる視聴時間に関連したカードを表示することで、よりユーザーからインタラクティブに集客につなげられます。動画に関するメッセージとティーザーテキストも設定でき、「詳細はこちらをチェック」など視聴者に次のアクションを提案することもできます。
カードをいくつも設定するとユーザーにとって気が散る可能性もありノイズになりかねないので、あまり乱用しないように気をつけてください。
動画に終了画面を追加する
動画が終了する最後の 5～20 秒に終了動画を追加することで、他の動画を宣伝したり視聴者にチャンネル登録を促したりする目的に利用できます。
終了画面に最大 4 つの要素を追加でき、関連している動画を終了前にユーザーに提案することでチャンネル内の他の動画の再生回数増加を見込むことができます。
YouTubeはいつでも視聴を止めて離脱できたり、再生速度を変化させたり、ユーザーの思いのままに操れるプラットフォームです。できるだけユーザーの注意が他に移ってしまわないように、関心を持ち続けてもらうための要素をちりばめてチャンネルからの離脱を防ぎます。
他のSNSとも連動して集客につなげる
YouTubeに掲載した動画をInstagram、Facebook、Twitterなど他のSNSでも紹介することで連動して集客につなげましょう。ソーシャルメディアのメリットは拡散力があることです。
YouTubeのプラットフォーム上だけでなく、他のSNSでも視聴されたり、コメントや「いいね」が集まったりすることで爆発的に認知を獲得したYouTubeの成功事例は多々あります。
YouTube広告を活用するメリット
集客の基本ともなる「広告」としてもYouTubeは優秀なプラットフォームで、マス広告のテレビCMなどとは違って自社の顧客となりえるターゲットに効率的に配信することができます。具体的に関連するキーワードを含む動画を視聴した人に配信できたり、「35 歳未満の女性」などユーザー属性を絞ることもできます。
また広告動画の成果測定の精度も優れています。YouTube アカウントでアナリティクスを確認することで、ユーザーがどの動画を何時間視聴しているかなど詳細を確認することができます。データをもとにより効率的に数値を改善していけます。
YouTube広告の種類
YouTube広告にはさまざまな種類があり、課金方法やメリットが異なります。
・スキップ可能なインストリーム広告
・スキップ不可のインストリーム広告
・インフィード動画広告
・バンパー広告（6秒以内の短い動画広告）
スキップ可能な広告の場合、スキップされたときの広告費はかかりません。スキップ不可の場合、動画が流れたときから広告費が発生しますが最後まで観てもらえるメリットがあります。集客の目的や予算に合わせて広告を選択していきます。いくつかトライしてアナリティクスデータをもとに最適化していくのもおすすめです。
YouTubeで効果的な集客を
YouTubeは近年その影響力を伸ばし続けている重要なメディアであり、自社商品やサービスの認知を獲得することで集客にも大きく貢献してくれます。スマホの普及とともにいつでもどこでもユーザーが好きなタイミングで視聴でき、スキップしたり再生速度を変化させたり、ユーザーの意志によっていくらでも楽しみ方があるコンテンツです。
YouTubeで集客するにはチャンネルを開設するだけでなく、タイトルや説明文、カードや終了動画の設定、他のSNSとの連携も強めて効果を最大化させましょう。チャンネル登録者数や再生数を獲得し、最終的な自社やサービスの顧客増加や売り上げ増加といった目標達成につなげていきましょう。
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