クラウドファンディングとは?大まかに分けると3種類ある!

クラウドファンディングとは?大まかに分けると3種類ある!

クラウドファンディングとはなに?基礎情報を解説

クラウドファンディングとは、インターネットサイトでやりたいことを発信し、賛同してくれた人から資金を集める仕組みのことをいいます。新しい資金調達の方法として、企業から個人まで、さまざまな人が活用するようになりました。

資金調達といえば、一般的には金融機関からの借入やベンチャーキャピタルによる出資などが主な方法として挙げられます。

しかし、クラウドファンディングではそういった方法でなく、インターネットを通じて支援者を募ります。この支援者たちから少しずつ資金を調達する方法が、クラウドファンディングです。

一般的な資金調達の方法と比べると「お手軽」で「拡散性もある」ことから、テストマーケティングにも使える有効な方法といえます。

クラウドファンディングの仕組みとは?初心者でもわかるようわかりやすく解説

クラウドファンディングの仕組みを一言で表すと「クラウドファンディングサイトを通じて、応援したいプロジェクトに資金を提供する」となるでしょう。

クラウドファンディングとは、「プロジェクトを立ち上げ資金調達をする起案者」と、「プロジェクトに資金を提供する支援者」の両者がいて初めて成り立つものです。

起案者はクラウドファンディングサイトにアイデアやサービスを掲載し、この資金を提供してくれる支援者がプロジェクトを見つける。2つの過程を踏んではじめて、クラウドファンディングというサービスが成り立ちます。

クラウドファンディングの名前の由来とは?

クラウドファンディングとは、群衆(crowd)と資金調達(funding)の2つの英語の掛け合わせから生まれた言葉です。 2つの英語の意味を合わせて直訳すると、「集まった集団から資金を調達する」という意味になります。

近年、「クラウドサービス」や「クラウドソーシング」など、”クラウド”とつくサービスがたくさん登場しました。これらのサービスの特徴は「インターネットを介して提供されていること」です。

インターネット経由で何かをすることが当たり前になった現代において、クラウドファンディングは時流にあった資金調達方法といえるでしょう。

クラウドファンディングの歴史とは?サービス開始はいつから?

クラウドファンディングとは2000年後半からアメリカで盛んになったサービスです。

日本で普及しはじめたのは2011年で、東日本大震災の支援金集めがきっかけでした。小額で気軽に支援できるという仕組みが、「被災地の人たちのために何かをしたい」というたくさんの人のニーズにマッチしたのでしょう。

日本で普及しはじめた2011年頃は、慈善事業や社会貢献のプロジェクトを主に掲載する「寄付型クラウドファンディング」がほとんどでした。

しかし、現在(2022年4月)では、購入型のクラウドファンディングや投資型のクラウドファンディングなど、さまざまな種類があります。

クラウドファンディングを行うメリットとは?

クラウドファンディングが普及したのは、資金を集めたい起案者にとっても、資金を提供する支援者にとってもメリットがあるからです。クラウドファンディングにはどんなメリットがあるのか、立場ごとに解説します。

 起案者側のメリット

クラウドファンディングを行う起案者側のメリットには次のようなものがあります。

【クラウドファンディングを開くメリットとは?】

・金融機関に融資を断られた場合でも、クラウドファンディングで資金調達をできる可能性がある

・インターネット上に情報を掲載するため、新規ファンの獲得を狙える

・融資やローンと違い返済や金利の支払いがない

クラウドファンディングは金融機関からの融資やローンとは異なり、「支援金を集める方法」です。調達した資金を返済することは基本的になく、当然金利もありません。

さらに、クラウドファンディングはインターネット上に情報を掲載するため、プロジェクトの情報拡散にもなります。資金調達と並行して、プロモーションやファンづくりも進められるでしょう。

 支援者側のメリット

クラウドファンディングを行う支援者側のメリットとして、次のようなものが挙げられます。

【クラウドファンディングに支援するメリットとは?】

・プロジェクトを応援することで社会貢献をしているという満足度を得られる

・これまでになかった製品を購入したりサービスを利用したりできる

・クラウドファンディングの種類によっては利益を得られる

支援者は共感したプロジェクトを支援できるため、満足度の高い出資ができます。クラウドファンディングで扱われている商品やサービスは、まだ世に出回っていないものが大半であり、これらを一足先に手にできるのも満足感につながるでしょう。

融資を行う金融型のクラウドファンディングだと、融資した金額に応じて利益を得られるメリットもあります。

クラウドファンディングを行うデメリットとは?

起案者にとっては低リスクで資金調達ができ、支援者にとっては目新しい商品を手に入れたり高い満足感を得られたりといったことが、クラウドファンディングのメリットです。

しかし、クラウドファンディングにはデメリットもあります。クラウドファンディングのデメリットとは何か、起案者と支援者、それぞれの側から解説します。

 起案者側のデメリット

クラウドファンディングを行う起案者側のデメリットには、次のようなものがあります。

【クラウドファンディングのデメリットとは?】

・計画やプロモーションに時間がかかる

・目標金額を達成できず、かけた時間と労力が無駄になる可能性もある

・目標金額を達成したプロジェクトは途中で中止できない

・手数料がかかる

クラウドファンディングとは遊びではなく、1つのビジネスモデルです。中途半端な気持ちでは支援金を集めるどころか、プロジェクトを開くための審査に通ることすらままならないでしょう。 支援者側が「このプロジェクトを応援したい」と思えるよう、入念に計画を練り上げなければなりません。もちろん、プロジェクト開催後の、支援者を集めるためのプロモーションも大切です。

計画やプロモーションに時間と労力をかけても、クラウドファンディングの種類によっては、設定した目標金額を達成できなかったら集まった資金を受け取れないこともあります。

目標金額を達成できても、集まった資金の中から手数料を払わなければいけなかったり、資金を受け取った以上プロジェクトを途中で辞めることができなかったりもします。

本当にやりたいプロジェクトでなければ、クラウドファンディングはしない方がいいでしょう。

 支援者側のデメリット

クラウドファンディングを行う支援者側のデメリットには、次のようなものがあります。

【クラウドファンディングに支援するデメリットとは?】

・プロジェクトが実行されない可能性もある

・リターンが得られない場合もある

・基本的に支援したらキャンセルができない

・資金を本来の用途で使ってもらええないこともある

・クラウドファンディングを悪用した詐欺もゼロではない

集まった支援金が目標金額に届かなければ、プロジェクトが実行されなかったり、期待していたリターンを得られなかったりということもあります(この場合、支援金は返金されます)。

一度支援をしてしまうと途中でキャンセルができないので、支援するプロジェクトは慎重に選びましょう。

稀ですが、プロジェクトを立ち上げた起案者が資金を持ち逃げするようなトラブルもゼロではありません。このような詐欺に遭わないよう、プロジェクトの内容をよくチェックし、信頼できるものを選びましょう。

なお、クラウドファンディングを悪用した詐欺については、こちらの記事で詳しく解説しています。怪しいプロジェクトの見抜き方や、いざというときの対処法が知りたい方は、ぜひお読みください。

クラウドファンディングって詐欺じゃないの?怪しいものの見分け方 「クラウドファンディング 詐欺」への内部リンクをお願いします

クラウドファンディングのやり方は2種類ある

クラウドファンディングでは、資金をいくら集めたいのか「目標金額」を設定します。ただ、目標金額を達成できなかったときの対応は、クラウドファンディングのタイプによって異なります。

目標金額を超えなくても支援金がもらえる「All In型」と、目標金額を超えたときのみ支援金がもらえる「All or Nothing型」の2つについて解説します。

 目標金額を超えなくても支援金がもらえるAll In型

クラウドファンディングのやり方の1つ目が「All In型」です。「All In型」とは、目標金額の達成・非達成にかかわらず、支援金を受け取れるタイプです。

「All In型」では、支援者から1円以上の支援があった場合、クラウドファンディングが達成したものとして扱われます。

ただし、集まった支援金額にかかわらず、支援を受けた以上はプロジェクトを実施しなければなりません。

集まった資金を確実に受け取れるのはメリットです。しかし、目標金額に届かなかった場合、予算不足でプロジェクトを強行しなければならないリスクもあります。

 目標金額を超えたときに支援金がもらえるAll or Nothing型

クラウドファンディングのやり方の2つ目が「All or Nothing型」です。「AII or Nothing型」とは、目標金額を達成した場合にのみ支援金を受け取れるタイプです。支援者に対しては、目標金額を達成した場合のみ、リターンを履行することとなります。

目標金額を達成できなかったら、支援してもらったお金は支援者に全額返金される仕組みです。起案者にとってはかけた時間や労力が無駄になるかもしれないデメリットはあるものの、予算不足でプロジェクトを強行するリスクはありません。

目標金額を達成しないと実施ができないような、大きなプロジェクトを考えている人におすすめです。

クラウドファンディングにはタイプがある?3つの型を徹底解説

クラウドファンディングには大きく分けて、次の3種類があります。

・寄付型クラウドファンディング

・投資型クラウドファンディング

・購入型クラウドファンディング

それぞれのやり方や特徴を確認していきましょう。

 寄付型クラウドファンディング

寄付型クラウドファンディングとは、支援者からの支援金を「寄附金」として受け取る方式です。商品やサービスなどのリターンは基本的に発生せず、支援者にはプロジェクトの活動報告やお礼の言葉などを、リターンとして提供します。

2011年の東日本大震災をきっかけに始まったクラウドファンディングが、まさに寄付型の代表例といえるでしょう。

 投資型クラウドファンディング

投資型クラウドファンディングとは、株式購入や融資を通して、企業を支援する方式です。株式の売買差益や、融資により発生する金利が、支援者にとってのリターンとなります。ほかのクラウドファンディングと比べて、金融商品としての側面が強いタイプです。

 購入型クラウドファンディング

購入型クラウドファンディングとは、支援をしてくれた人に対価として、商品やサービスなど何らかの見返り(リターン)を渡す方式です。基本的には、そのプロジェクトでつくろうと思っている商品やサービスそのものがリターンとなります。

ちょっと変わったインターネット通販のようなものだと考えると、わかりやすいでしょう。

クラウドファンディングは誰でもできる!新しい挑戦をしたい企業におすすめ

クラウドファンディングは誰でも気軽にはじめられることから、新しいチャレンジを試みている企業や個人におすすめできます。

ただし、入念に計画を練り上げる時間が必要であったり、目標を達成できずにかけた時間と労力が無駄になるかもしれなかったりといったデメリットもあります。

デメリットやリスクが気になる方は、弊社クラウドファンディング「OHACO」までぜひお問い合わせください。

OHACOは設定した目標金額に届かなくても集まった資金を受け取れる「All In型(弊社では実行確約型と呼んでいます)」です。掲載したプロジェクトは必ず実行しなくてはなりませんが、他サイトに掲載済みのプロジェクトも載せられます。

OHACOをサブサイトとし、SNSや自社HPに露出させなければ、メインサイトへの支援が分散されることはほぼないでしょう。これならリスクなしで、OHACOユーザーからの「プラスアルファの資金」を集められます。

何より「プロモーションのサポート」に自信がありますが、ここですべてを語るのは難しいです。まずはOHACOでどんなことができるのかをお伝えしたいので、ぜひお気軽にお問い合わせください。

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